「A bouquet of flowers to express my gratitude.」に込めた気持ち
こんにちはPokemaruです。
今回は3月1日に公開した、「A bouquet of flowers to express my gratitude.」という作品に込めた気持ちについて、記事を書いています。
そもそも、何故こういった場所で記事にするのか?
それは、今回の作品が今まで以上に特別な物だからです。
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「A bouquet of flowers to express my gratitude.」
今回意識したのは、「儚さ」「輝き」「多幸感」
女の子が抱えているのは、かすみ草の花束です。
3/2は父方の祖母の誕生日で、それがこの作品を描こうと思ったきっかけです。
小さい頃はよく、絵を描いてプレゼントしていました。
小学生の時は描いた絵で賞を取る度、両親よりも喜び、褒めてくれたことを覚えています。
そんな優しく、大好きだった祖母は2021年の夏に亡くなりました。
「もう長くない」
そんな連絡を受け、コロナもありましたがワクチンを打ち、電車と飛行機を乗り継ぎ祖母のもとへ向かいました。
幸いなことにまだ話すことができ、体力の無い中沢山話すことができました。
数日後、訪問医師が痛み止めの注射を打った数十分後には、意識があるのかないのか、目は開いたまま呼吸に合わせて声を漏らすだけになりました。
その翌日、祖母は目の前で息を引き取りました。
身近な人の死を経験したのはこれが初めてでした。
取り乱したり、受け入れられなかったり、立ち直れなくなったりするんじゃないかと沢山想像していましたが、思ったより冷静でいられたことを覚えています。
もちろん沢山涙を流しましたが、目の前で数時間ごとに弱っていく姿を、死に近づく姿を見ていたので何が起こったのかすぐに理解できました。
在宅介護だった為、葬儀式は自宅で行われました。
沖縄では棺の中におみやげとしてタオルを入れる風習があります。
「だから花はいらないよ」と伯父は言いました。
祖母の家はいつも花が綺麗に手入れされ飾られていました。それを覚えていた私は、どうしても花を贈りたかったのです。
慌てて近くの花屋まで走り、花束を作ってもらいました。
それがイラストにある「かすみ草」です。
花言葉は「感謝」「幸福」「無垢の愛」
伝えたい気持ちを全部込めて、棺の中へ入れました。
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この経験はとても貴重であるとともに、辛い思い出にもなりました。
でも、絶対忘れたくない大切な出来事でもあります。
なので、私はこの思い出を綺麗なものとして取っておこうと思ったのです。
「ありがとう」「幸せだったよ」「大丈夫だよ」「笑っていてね」「忘れないよ」
テーマの「儚さ」「輝き」「多幸感」にはこういった意味が込められています。
正直、思いを込めながら作品を描く中で、涙が何度も溢れました。
思い出して流した涙もありましたが、本人に伝えられない悔しさもありました。
ちなみに、女の子が着ているピンクのワンピースは、祖母がいつも使っていたエプロンと同じ色になっています。
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少し暗い話をしてしまいましたが、以上がこの作品に込めた気持ちです。
とらえ方は人それぞれ、その人の自由なので、そんな思いは別に要らないよ!という方は忘れてください(笑)
読んでいただきありがとうございました!
Pokemaru
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